みなさんこんにちは。秋の夜長の季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。秋といえば食欲の。。。ではなく国語科らしく読書の秋といたしましょう。私は大学時代、健康スポーツという分野を専攻していました。その中でも「心理学」の授業が一番楽しかったのを覚えています。そこで今回は私が実際に手に取った心理学に関する本の中で面白いなと思った心理学用語を紹介します。
心理学とは
心理学という言葉はよく耳にしますが、正確には何を指すのか分からない人も多いと思います。心理学とは、人間の感情や行動のメカニズムを科学的に分析する学問のことをいいます。本来、人の心はあいまいで、「なぜ」を上手く説明できないものですが、心が科学的に分析されると、どのような感情をもつときにどういった行動をとるのか、身体はどのように反応するのかが判明します。自分の無意識な仕草に意味があったり、他人の理解できない行動が理解できるようになったりと興味深い内容です。
また、「心とは何か」を考えたとき、その対象範囲が広いのも心理学の特徴です。心理学は、社会心理学、臨床心理学、発達心理学、教育心理学とさまざまな分野に分かれています。大学で学んだり、自分で調べてみたりするのも面白いですよ。
心のメカニズムを学習すると、人間関係の改善法やストレスとの付き合い方などが身に付き、日常生活にも役立ちます。学問として学ぶのも良し、毎日を豊かに過ごすために学ぶのも良し、勉強に役立てても良し、と貢献度が大きい学問です。
また、「心とは何か」を考えたとき、その対象範囲が広いのも心理学の特徴です。心理学は、社会心理学、臨床心理学、発達心理学、教育心理学とさまざまな分野に分かれています。大学で学んだり、自分で調べてみたりするのも面白いですよ。
心のメカニズムを学習すると、人間関係の改善法やストレスとの付き合い方などが身に付き、日常生活にも役立ちます。学問として学ぶのも良し、毎日を豊かに過ごすために学ぶのも良し、勉強に役立てても良し、と貢献度が大きい学問です。
アドラーによる「課題の分離」
みなさんアドラーという人をご存じですか?今では「アドラー心理学」という言葉があるほど有名な心理学者ですね。書店でも多くの本を見かけます。そんなアドラーの「課題の分離」について紹介したいと思います。
「課題の分離」とは他人が克服すべき課題と自分が克服すべき課題を明確に分ける必要があるという考え方です。例えば、成績が上がらないと言うことをよく耳にしますが原因を考えてみましょう。学校の授業がわかりにくい、進度が遅い、授業中まわりの人がうるさいなどさまざまな原因が考えられますが(実際によく耳にします。。)、ここで視点を変えてみましょう。
アドラーの考えを用いると、それらの原因はすべて自分では解決できない他人の課題です。今自分が克服すべき課題は成績を上げるためにしなければならない具体的な内容を思考することです。自分の努力や心がけで解決できるのは自分の課題だけであり、他人の課題はコントロールできなくて当然です。
生徒指導をする際にも役立ちます。生徒(他者)の行動を自分が変えようと奮闘しすぎると苦しいだけです。あくまで変わるのは生徒自身と割り切り、自分の課題を考え指導することでストレスなく(笑)また生徒自身も自主性をもって勉強に取り組めていると思っています。
「課題の分離」とは他人が克服すべき課題と自分が克服すべき課題を明確に分ける必要があるという考え方です。例えば、成績が上がらないと言うことをよく耳にしますが原因を考えてみましょう。学校の授業がわかりにくい、進度が遅い、授業中まわりの人がうるさいなどさまざまな原因が考えられますが(実際によく耳にします。。)、ここで視点を変えてみましょう。
アドラーの考えを用いると、それらの原因はすべて自分では解決できない他人の課題です。今自分が克服すべき課題は成績を上げるためにしなければならない具体的な内容を思考することです。自分の努力や心がけで解決できるのは自分の課題だけであり、他人の課題はコントロールできなくて当然です。
生徒指導をする際にも役立ちます。生徒(他者)の行動を自分が変えようと奮闘しすぎると苦しいだけです。あくまで変わるのは生徒自身と割り切り、自分の課題を考え指導することでストレスなく(笑)また生徒自身も自主性をもって勉強に取り組めていると思っています。
エリスによる「ABC理論」
さて、続きましてエリスによる「ABC理論」です。もしも今このブログを読んでいるあなたが「自分の人生は不幸なことばかり起きている。。。」と考えている場合はこの「ABC理論」が役立ちます。
「ABC理論」とは心の悩みは出来事そのものに原因があるのではなく、その出来事をどのように考えるかによって生み出されるという考え方です。出来事(Activating event)に対する考え(Belief)が悩むという結果(Consequence)を生むということで「ABC理論」と呼ばれています。
今回も勉強で置き換えてみましょう。例えば、一生懸命勉強したのにテストで平均点を下回ってしまった。それによって、自分は勉強しても点数が上がらないのだから能力が低いと考え、勉強を諦めてしまう。この場合、出来事(A)は起きてしまったことで変えることはできませんが、能力が低いという捉え方(B)は変えることができます。まず、この捉え方は憶測に過ぎず、論理的ではない考え方ですね。このような事実に基づかない考え方、論理的ではない考え方、柔軟性のない断定的な考え方にとらわれてしまうと結果的に辛い感情(C)が生み出されてしまいます。テストでよい結果が出なかったとき、「勉強のやり方を見直す良い機会だ」「新しい課題が見つかった」などと出来事を肯定的に捉えられるかどうかで、そのあとの感情や行動に違いが出てくるかと思います。
人生において失敗はつきものですが、いかに成功のもとにできるかが大切ですね。私も見習いたいです。。
「ABC理論」とは心の悩みは出来事そのものに原因があるのではなく、その出来事をどのように考えるかによって生み出されるという考え方です。出来事(Activating event)に対する考え(Belief)が悩むという結果(Consequence)を生むということで「ABC理論」と呼ばれています。
今回も勉強で置き換えてみましょう。例えば、一生懸命勉強したのにテストで平均点を下回ってしまった。それによって、自分は勉強しても点数が上がらないのだから能力が低いと考え、勉強を諦めてしまう。この場合、出来事(A)は起きてしまったことで変えることはできませんが、能力が低いという捉え方(B)は変えることができます。まず、この捉え方は憶測に過ぎず、論理的ではない考え方ですね。このような事実に基づかない考え方、論理的ではない考え方、柔軟性のない断定的な考え方にとらわれてしまうと結果的に辛い感情(C)が生み出されてしまいます。テストでよい結果が出なかったとき、「勉強のやり方を見直す良い機会だ」「新しい課題が見つかった」などと出来事を肯定的に捉えられるかどうかで、そのあとの感情や行動に違いが出てくるかと思います。
人生において失敗はつきものですが、いかに成功のもとにできるかが大切ですね。私も見習いたいです。。
本の紹介
今回は2つの心理学用語を紹介しましたが、引用した本は以下の通りです。
タイトル:図解心理学 用語大全 人物と用語でたどる心の学問
著者:斎藤勇/田中正人
出版社: 株式会社誠文堂新光社
ぜひ書店で見かけた際は手に取ってみてください!
タイトル:図解心理学 用語大全 人物と用語でたどる心の学問
著者:斎藤勇/田中正人
出版社: 株式会社誠文堂新光社
ぜひ書店で見かけた際は手に取ってみてください!