みなさんいかがお過ごしでしょうか。
最近は日中が暖かい日も多く、過ごしやすくなったきたかと思います。
新年度が始まって1カ月、生徒も環境の変化に少しずつ慣れてきた様子です。新しいクラス、部活などいろいろな話が聞けて私たちも嬉しいです。
さて、今年の3月に石川県公立高校入試が行われましたが、教育委員会のHPより合格者平均点の結果が発表されました。
今回はその結果と所感について書いていこうと思います。
合格者平均点
2022年度入試の合格者平均点です。( )は昨年度結果です。
国語・・・59.3点(54.7点)
社会・・・41.9点(39.9点)
数学・・・44.4点(47.2点)
理科・・・50.8点(53.5点)
英語・・・50.2点(39.9点)
合計・・・247点(235点)
という結果となりました。
英語の平均点の大幅アップということもあり合計点数は昨年度より上がっていますね。
数学・社会がやはり難化傾向にあるようです。
国語・・・59.3点(54.7点)
社会・・・41.9点(39.9点)
数学・・・44.4点(47.2点)
理科・・・50.8点(53.5点)
英語・・・50.2点(39.9点)
合計・・・247点(235点)
という結果となりました。
英語の平均点の大幅アップということもあり合計点数は昨年度より上がっていますね。
数学・社会がやはり難化傾向にあるようです。
各教科分析・所感
各教科の分析と所感です。
国語
国語の平均点は昨年度より約5点ほどアップしました。2年前の平均点とさほど変わりない結果となりました。
石川県の国語の入試問題は難易度はさほど高くありません。しかし、記述量が多いため、慣れが必要となります。
そして、なんと久々の漢文が出題されました!返り点の練習や主語の識別ができると点数につながりやすい問題でした。
物語文も説明文も普段からしっかりと練習していれば記述問題も解けるようになっていましたし、作文も資料問題ではなく
シンプルな形式だったため、比較的点数をとりやすかったんじゃないかなぁと思いました。
国語は5教科の中でも勉強量が少なくなる傾向があるかと思いますが、入試の傾向をしっかりとおさえて
演習を積めば、高得点を取りやすい科目でもあります。
石川県の国語の入試問題は難易度はさほど高くありません。しかし、記述量が多いため、慣れが必要となります。
そして、なんと久々の漢文が出題されました!返り点の練習や主語の識別ができると点数につながりやすい問題でした。
物語文も説明文も普段からしっかりと練習していれば記述問題も解けるようになっていましたし、作文も資料問題ではなく
シンプルな形式だったため、比較的点数をとりやすかったんじゃないかなぁと思いました。
国語は5教科の中でも勉強量が少なくなる傾向があるかと思いますが、入試の傾向をしっかりとおさえて
演習を積めば、高得点を取りやすい科目でもあります。
社会
お次は社会。平均点は2点上がりましたが、例年と変わらずかなり難しいですね。
記述量が多いため、ただの暗記では解けない問題も多いです。
基礎・標準的な問題で確実に点数を取り、記述問題で部分点を取りに行くのが無難かと思います。
まずは教科書レベルで基本的な事柄や時代の流れを把握し、入試に向けてはさらに理解を深めていきたいところです。
定期テストから点数を積み重ねていかないと様々な分野が出題される社会では受験生になってからでは復習が追い付きません。
1、2年生のころから授業をしっかりと受け、理解するまで宿題をやり込む習慣を身につけていく必要があります。
社会=暗記科目とひとくくりに考える時代ではなくなったと感じましたし、その意識がまだあるからこその平均点の低さかと思います。
記述量が多いため、ただの暗記では解けない問題も多いです。
基礎・標準的な問題で確実に点数を取り、記述問題で部分点を取りに行くのが無難かと思います。
まずは教科書レベルで基本的な事柄や時代の流れを把握し、入試に向けてはさらに理解を深めていきたいところです。
定期テストから点数を積み重ねていかないと様々な分野が出題される社会では受験生になってからでは復習が追い付きません。
1、2年生のころから授業をしっかりと受け、理解するまで宿題をやり込む習慣を身につけていく必要があります。
社会=暗記科目とひとくくりに考える時代ではなくなったと感じましたし、その意識がまだあるからこその平均点の低さかと思います。
数学
数学はやっぱり平均点が下がりました。これも例年通りですね(昨年度はなぜか上がりましたが…)。
石川県の数学の入試問題は大問1で全体の3割の点数配点があるため、慎重に解きたいです。
また、難易度がとても高い問題で設定されているわけではないため、各大問の(1)や(2)を
しっかりとくことができる力が身についていればある程度の点数は取れると思います。
しかし、時間配分や問題を解く順番を間違えると大幅に点数を落としてしまうので要注意。
今年度の問題で点数を取りたいのは大問1の小問集合と大問2の確率、大問4の連立、大問5の作図です。
他の大問はやはり(3)に手をつけると沼にはまりそうな問題もあり、スルースキルを身につけておく必要がありました。
特に数学は大問を完答することにこだわりを持つ人も多いですが、入試に関しては取捨選択が大切です。
石川県の数学の入試問題は大問1で全体の3割の点数配点があるため、慎重に解きたいです。
また、難易度がとても高い問題で設定されているわけではないため、各大問の(1)や(2)を
しっかりとくことができる力が身についていればある程度の点数は取れると思います。
しかし、時間配分や問題を解く順番を間違えると大幅に点数を落としてしまうので要注意。
今年度の問題で点数を取りたいのは大問1の小問集合と大問2の確率、大問4の連立、大問5の作図です。
他の大問はやはり(3)に手をつけると沼にはまりそうな問題もあり、スルースキルを身につけておく必要がありました。
特に数学は大問を完答することにこだわりを持つ人も多いですが、入試に関しては取捨選択が大切です。
理科
理科は平均点が50.8点と3点ほど下がりました。
生徒の受験後の様子や点数報告を受けた印象としては平均点上がったと思ったのですが…
受験生として確実にとってほしい問題は40点ほどで受験問題を解いて対策をしていた人なら
もう30点ほど取れた印象です。割と常識的な問題が多かったように感じられます。
ただ、間違いを誘発するような問題もあったため、なんとなくで解かずしっかり考えて解く必要はありました。
石川県の理科の入試問題は教科書レベルをしっかり理解できていれば解ける問題も多く、受験に向けては
入試過去問や受験対策テキストで演習をしていれば特に問題ありません。
もちろん大問の中には「なんだこれは」というような難問もまぎれてはいますが、どうせ他の人も解けないし気にしない!(笑)
生徒の受験後の様子や点数報告を受けた印象としては平均点上がったと思ったのですが…
受験生として確実にとってほしい問題は40点ほどで受験問題を解いて対策をしていた人なら
もう30点ほど取れた印象です。割と常識的な問題が多かったように感じられます。
ただ、間違いを誘発するような問題もあったため、なんとなくで解かずしっかり考えて解く必要はありました。
石川県の理科の入試問題は教科書レベルをしっかり理解できていれば解ける問題も多く、受験に向けては
入試過去問や受験対策テキストで演習をしていれば特に問題ありません。
もちろん大問の中には「なんだこれは」というような難問もまぎれてはいますが、どうせ他の人も解けないし気にしない!(笑)
英語
最後は英語です。今年5教科の中で一番平均点がアップしたのが英語でした。
平均点が50.2点で昨年度より10点以上上がっています。
英語の入試問題の最大の特徴は長文の量ですね。50分という制限時間の中では読み切ることはとても難しいと思います。
またリスニングが30点分と配点が高いのでリスニング対策をしておく必要があります。
今年は大問2も問題傾向がガラリと変わり、文法問題になりました。普段から単語や文法を学習していた人にとっては
ラッキーだったのではないでしょうか(GAINの生徒も然り)。
英語で一番練習をしなければいけないのは速読です。もとめられるWPM(1分間で読める文字数)が年々高くなってきています。
読む時間さえあれば解ける問題が多いのも事実です。「もう少し時間があれば…」とならないように
GAINでも秋ごろに長文読解の対策を行っています。もちろんその時期までには文法も受験レベルまで引き上げていたいところです。
平均点が50.2点で昨年度より10点以上上がっています。
英語の入試問題の最大の特徴は長文の量ですね。50分という制限時間の中では読み切ることはとても難しいと思います。
またリスニングが30点分と配点が高いのでリスニング対策をしておく必要があります。
今年は大問2も問題傾向がガラリと変わり、文法問題になりました。普段から単語や文法を学習していた人にとっては
ラッキーだったのではないでしょうか(GAINの生徒も然り)。
英語で一番練習をしなければいけないのは速読です。もとめられるWPM(1分間で読める文字数)が年々高くなってきています。
読む時間さえあれば解ける問題が多いのも事実です。「もう少し時間があれば…」とならないように
GAINでも秋ごろに長文読解の対策を行っています。もちろんその時期までには文法も受験レベルまで引き上げていたいところです。
まとめ
5教科の教科分析と所感をご紹介しました。
ここ数年で感じることは大学入試の影響を高校入試が受けているということです。
大学入試がセンター試験から大学入学共通テストに変わり、求められる力も変わりました。
高校入試でも「覚えるだけ」で解ける問題から「覚えたことを活用して考える」必要がある問題が増えたと思います。
問題の解き方を覚える勉強方法では通用しないことが多くなったため、基礎の根本的な理解が必要になってきます。
ただ問題を解くのではなく、なぜその答えになるのかを考えていくような指導をGAINでも心がけていきたいと思います。
ここ数年で感じることは大学入試の影響を高校入試が受けているということです。
大学入試がセンター試験から大学入学共通テストに変わり、求められる力も変わりました。
高校入試でも「覚えるだけ」で解ける問題から「覚えたことを活用して考える」必要がある問題が増えたと思います。
問題の解き方を覚える勉強方法では通用しないことが多くなったため、基礎の根本的な理解が必要になってきます。
ただ問題を解くのではなく、なぜその答えになるのかを考えていくような指導をGAINでも心がけていきたいと思います。