そろそろ定期テストが始まるよ！

各々で多少の異なりはあるかと思いますが、およそ2週間前から準備するという生徒が半数近くを占めているという結果が、様々な調査から明らかとなっています。学校からテスト範囲が提示、配布される時期がおよそその位の時期であるということも理由の一つではあるかと思いますが、スタート時期がほぼ変わらないのに、結果に差がついてしまうのは何でだろうと思った経験がある人もいるのではないでしょうか。テスト勉強とは「テストの為の準備」をすることかと思いますが、ここで一つ結果を出すための準備があります。
それは「テスト勉強のための準備」をすることです。定期テストは、範囲や教科によっては理解に時間がかかったり、膨大な量をこなさなければいけなかったりなど、テスト当日までに思うように遂行できないこともあるかと思います。そこで、日々の学習を「テスト勉強のための勉強」を意識して行っていくことはどうでしょうか。具体的には➀その日学校授業で進んだ内容を見直す（5～10分ほど）➁週末（土日など）を使ってこれまで進んだ内容のワークの問題を実施する➂間違えた問題や理解が怪しい問題に印（マーカーなど）をつけておく、といったところです。
そうすることで、本格的にテスト勉強を始める時期には、ワークがある程度進捗している、不明点がいくつか解決されている状態で進めることができ、余裕を持ってテスト勉強に臨むことが可能です。

それでは、各教科（5教科）の学習についてお伝えします。まずは、各教科の理解と暗記のおよその割合について把握し、それに基づいてテスト勉強を計画しなければなりません（テスト勉強を始める為の準備ができた上で）。
そこで、理解の割合が多い教科が英語と数学です。英語は文法などのルール、数学は公式の使い方や解法の手順などをしっかりと理解できた上で、多くの演習問題に触れる時間を確保していきましょう。
一方、理科と社会は暗記することが多い教科です。重要語句を集中して覚え、一通りの問題演習をこなしていきます。また、国語に関しては定期テストに限って述べると、教科書で扱った文章が掲載されることが多いので、暗記の要素が強いといえます。漢字や文法の範囲、先生が授業で言っていたポイントなどを押さえた上で、ワークの問題に取り掛かっていきましょう。

入試問題や模試とは違い、定期テストは出題単元や教科書、ワークのページなど細かく記載された範囲表が渡される学校が多いです。つまり、その範囲をきちんと行うことができれば、しっかり点数を取ることができるテストであり、先生方もそういう思いで作られている方が多いと思います。定期テストで結果を出すためには、特別な才能など必要ありません。自分の得意や課題を俯瞰する「自己分析」を行うこと、現状～テスト当日までの期間を逆算し、学習スケジュールを立てて進捗確認を行うことなのです。まさに「定期テストは準備が10割！」だと私は思います。